コラム

ちょっくらお出かけして来ます

2025年09月19日

教室のチェンバロが貸し出しのため出張に出ました。9月23日にみかげ芸術堂にて、当教室のバロック部門の顧問をお願いしています、三和睦子先生のチェンバロと弦と歌の「みかげバロックコンサート」があり、三和先生の希望でウチのチェンバロが大役を仰せつかる事になりました。

以前のコラムでもお伝えしましたが、教室のチェンバロは丹波篠山市の「古楽器製作工房 平山」の平山さんの作品です。2011年完成でした。

平山さんは大変多忙な方でして、ギターにガンバ、はたまた竹製のオルガンまで作られる方でしてチェンバロ製作まで手が回らず、今だにウチの楽器が最新作です。

三和先生、大変お気に入りとなりまして、関西でのコンサートの時はお呼びが掛かります。

とは言え、ウチもチェンバロ科のレッスンもありまして今回は篠山から貸し出し用の楽器がやって来た次第です。

この楽器は約40年前に平山さんが製作された楽器で、今までも各地のコンサートに使われていた楽器ですので「見た事あるなぁ」と思われた方も居られると思います。

平山さん曰く、貸し出した方々は大概自分の楽器より良いと言われるとの事。私も触ってみましたが、大変響きの良い楽器と思いました。

楽器のタイプは同じ型でフレンチとフレミッシュの合いの子、長さは2400弱あります。
9月23日のコンサートご興味のある方は行かれて下さいませ。

この楽器はウチには23日まで居る予定で、コンサート終了後、19時ごろ迄ならお触り頂けます。

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原谷 昌伸

宝塚ミュージックリサーチの原谷です。PTNA神戸中央支部、宝塚西ステーションを主宰しつつ、1982年7月に調律師になり気がつくと40年を超えておりました。ピアノは手入れさえすれば永く使える楽器です。お母様からお使いの楽器でも十分使用していただけます。もし古い楽器をお持ちでしたら是非一度ご相談ください。